サルナシ(猿梨)  
属名 マタタビ科マタタビ属 学名 Actinidia arguta
別名 シラクチヅル、コグワ
名の由来
特性 落葉つる性木本。 雌雄別株。 樹皮は灰褐色。 
葉は単葉で互生。 葉身は楕円形または長楕円形。 長さ5〜12cm。幅は4〜7cm。
葉の表面は濃緑色で毛がない。 裏面は淡緑色で葉脈上に毛。 葉縁は刺上の鋸歯。 
葉先は短鋭尖頭。 側脈は6〜7対
上部の葉腋に白い花を下向きにつける。 花の直径は1〜1.5cm。 花弁と蕚片は5枚
果実は液果。 長さ2〜2.5cmの長楕円形。 緑黄色に熟す。
類似種のウラジロマタタビは葉裏が白緑色
花の拡大写真
分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯上部から山地に分布。
六甲山系では中腹から山頂付近までの広い範囲で見られる。
花期、果期  花期5〜7月  果期10〜11月
サルナシの樹皮(壮齢樹)  2002/5/3
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
サルナシの樹皮(老齢樹)  2004/11/13
  神戸市灘区 六甲山北側(標高800m)
サルナシの幹の断面    2004/11/13
  幹の中心(髄)に隔壁がある
サルナシの葉  2004/5/15
  神戸市東灘区 六甲山西側(標高860m)
サルナシの葉(表)  2004/5/15
  神戸市東灘区 六甲山西側(標高860m)
サルナシの葉(裏)  2004/5/15
  神戸市東灘区 六甲山西側(標高860m)
サルナシの雄花  2004/6/13
  神戸市東灘区 六甲山西側(標高800m)
サルナシの両性花  2003/6/15
  神戸市北区 石楠花山東側(標高600m)
サルナシの果実  2002/7/26
  神戸市北区 逢山峡(標高550m)
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