ハリギリ(針桐) 
属名 ウコギ科 ハリギリ属 学名 Kalopanax pictus
別名 センノキ(腺木)
名の由来 材がキリに似て、刺があるため。
特性 落葉高木。 樹高20〜25m。 樹皮は灰褐色。老木は縦に深い裂け目が入る。
若い枝には鋭い刺がある。古い枝では刺の跡がいぼ状になる。
葉は単葉で枝先に束生する。 葉身は半円形〜円形。 長さ20〜30cm 幅15〜25cm。
葉の表面は緑色で無毛。 裏面は灰緑色。葉縁は5〜9裂し、各裂片には細かい鋸歯。
5〜7本の掌状脈。
枝先に球形の散状花序を出す。花序は大きいもので直径20cmになる。
花は淡黄色で花弁は5枚。 葯は赤褐色で目立つ。
果実は液果で、直径5mmの球形。黒く熟す。
分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯
六甲山系では少ない。
花期、果期  花期7〜8月 果期10月
ハリギリの樹皮(若齢樹)  2003/5/2
  神戸市北区 再度山北側(標高350m)
ハリギリの樹皮(壮齢樹)  2004/3/28
  神戸市灘区 摩耶山南側(標高350m)
ハリギリの葉  2003/5/2
  神戸市北区 再度山北側(標高350m)
ハリギリの葉(表面)  2003/5/2
  神戸市北区 再度山北側(標高350m)
ハリギリの花  2005/7/10
   神戸市北区 山田町上谷上(標高300m)
ハリギリの花  2005/7/10
   神戸市北区 山田町上谷上(標高300m)
ハリギリの樹形  2004/3/28
  神戸市灘区 摩耶山南側(標高350m)
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