ヤマモモ(山桃)
属名 ヤマモモ科ヤマモモ属 学名 Myrica rubra
別名
名の由来 ヤマは山地を、モモは丸い果実の意味。 山百百で山に生え、実が数多くなること。
特性 常緑高木。 雌雄異株。 樹高10〜20m。 樹皮は灰黒色でなめらか。
雄花は穂状でやや垂れ下がり、長さ4cmで雄花が密につく。
雌花は直立して長さ1cmほど。
葉は単葉で互生、革質。 葉身は倒披針形または広倒披針形。 長さ5〜12cm。
幅は1.5〜3cm。 葉の表面は濃緑色。 裏面は白緑色。 葉縁は全縁、若木の葉に
鋸歯がある。 葉先は短く、鋭尖頭。
果実は核果。 直径約2cm、赤く熟し、食べられる。
分布 本州(関東南部、福井県以西)、四国、九州の丘陵帯に分布
六甲山系では南斜面の照葉樹林に多い。特に須磨鉢伏山、鉄拐山などに多い。
中腹のアカマツ、コナラ林でも見られる。  須磨区白川のヤマモモは昔、朝廷に献上された。
花期、果期  花期3〜4月 果期6月
ヤマモモの樹皮  2001/12/31
   神戸市中央区 再度山南側(標高350m)
ヤマモモの樹皮(老齢樹)  2002/12/28
神戸市須磨区白川(標高220m)  胸高直径70cm
ヤマモモの樹皮(若齢樹)   2004/1/4
  神戸市北区 丹生山南側(標高220m)
ヤマモモの葉  2001/12/31
   神戸市中央区 再度山南側(標高350m)
ヤマモモの葉(表)   2004/1/4
  神戸市北区 丹生山南側(標高220m)
ヤマモモの葉(裏)   2004/1/4
  神戸市北区 丹生山南側(標高220m)
ヤマモモの葉(若齢樹)  2003/11/24
   神戸市北区 再度山北側(標高380m)
ヤマモモの果実   2003/6/22
  神戸市北区 丹生山南側(標高200m)
ヤマモモの樹形  2004/1/4
  神戸市北区 丹生山南側(標高220m)
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