ヤマハゼ(山櫨) 
属名 ウルシ科ウルシ属 学名 Rhus sylvestris
別名 ハニシ
名の由来 山に生える櫨の木の意味。
特性 落葉小高木。 雌雄異株。 樹高3〜6m。
若枝や葉、花序に褐色の毛が多い。葉に触わるとフカフカした感じ。
葉は奇数羽状複葉で互生。 小葉は5〜15枚。 側小葉は狭長楕円形または
卵状長楕円形。 長さ4〜13cm。 幅2〜5cm。小葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色。
表裏面ともに葉脈状に毛がある。 葉縁は全縁。
葉腋から長さ10〜20cmの円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数開く。
雄花の方が花数が多い。 葉脈は13〜20対。 秋に紅葉する。
果実は核果。 黄褐色に熟す。 直径8〜10mmの偏球形で光沢がある。
中に茶色の種子が1個入っている
類似種のハゼノキは葉が無毛。
分布 本州(東海以西)、四国、九州の丘陵帯の林縁部で見られる
六甲山系ではアカマツ、コナラ林で見られる。
花期、果期  花期5〜6月  果期10〜11月
ヤマハゼの樹皮    2002/3/2
   神戸市須磨区 鉢伏山山頂付近(標高230m)
ヤマハゼの葉  2002/5/5
  神戸市中央区 再度山南側(標高340m) 
ヤマハゼの紅葉  2002/11/9
  神戸市北区 再度山北側(標高350m)
ヤマハゼの果実  2003/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山東側(標高20m)
ヤマハゼの果実  2003/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山東側(標高20m)
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