ノリウツギ(糊空木)
属名 ユキノシタ科アジサイ属 学名 Hydrangea paniculata
別名 ノリノキ
名の由来 枝を水に浸してぬめりのある粘液を採り、和紙を漉く時の糊料に用いたことによる。
特性 落葉低木。 樹高2〜5m。 樹皮は褐灰色。 縦に裂け、薄くはがれ落ちる。
葉は単葉で対生。 葉身は楕円形または卵状楕円形。 長さ9〜17cm、幅4〜8cm。
葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色。 葉縁は低い鋸歯。 葉先は急鋭尖頭。
側脈は5〜8対。
枝先に長さ8〜30cmの円錐花序を出し、白色の装飾花をつける。 蕚片は3〜5個。
果実は朔果。 長さ4〜5mmの楕円形。 種子は赤褐色。
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分布 北海道、本州、四国、九州の山地帯の林縁など日当たりのよいところ。
六甲山系では中腹以上の所々で見られる。
花期、果期  花期 7〜9月  果期 9〜11月
ノリウツギの樹皮  2002/7/26
   神戸市灘区 六甲山西側(標高800m)
ノリウツギの葉  2002/7/26
   神戸市灘区 六甲山西側(標高800m)
ノリウツギの葉(表)  2004/8/21
  芦屋市 奥池(標高500m)
ノリウツギの葉(裏)  2004/8/21
  芦屋市 奥池(標高500m)
ノリウツギの花  2004/8/21
  芦屋市 奥池(標高500m)
ノリウツギの花序  2004/8/21
  芦屋市 奥池(標高500m)
ノリウツギの装飾花  2004/8/21
  芦屋市 奥池(標高500m)
ノリウツギの両性花  2004/8/21
  芦屋市 奥池(標高500m)
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