センダン(栴檀)
属名 センダン科センダン属 学名 Melia azedarach
別名 オウチ
名の由来 センダマ(千珠)の意味で、実の付き方が数珠を重ねたように見えることによる。
特性 落葉高木。 樹高15〜20m。 樹皮は赤褐色で、粗く割れる。
果実は薬、樹皮は駆虫剤、材は器具や建築に使われる有用樹。 
葉は2〜3回奇数羽状複葉で互生する。 小葉は卵形または卵状楕円形で
長さ3〜6cm、幅は1〜2.5cm。 小葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色。葉縁は粗く
鈍い鋸歯。葉先は鋭頭。 
花は淡紫色で直径2cmほど、ひとつひとつの花は小さいが、ひっしりと咲く。
花期には木全体が薄紫色に見える。 花びらは5枚か6枚あり、花が咲くと色が
やや淡くなる。
果実は核果。 楕円形で長さ2cmで黄色に熟す。
花の拡大画像
分布 本州、四国、九州の丘陵帯に分布。
六甲山系では山麓の所々でみられる。
花期、果期  花期4〜6月  果期12月
センダン   2005/5/21
  神戸市長田区 高取山東側(標高60m)
センダンの樹皮   2002/3/2
 神戸市長田区 高取山南側(標高100m)
 胸高直径67cm
センダンの葉   2002/7/7
  神戸市長田区 高取山東側(標高60m)
センダンの小葉(表)  2004/8/22
  神戸市長田区 高取山東側(標高50m)
センダンの小葉(裏)  2004/8/22
  神戸市長田区 高取山東側(標高50m)
センダンの花   2002/5/21
  神戸市長田区 高取山東側(標高60m)
センダンの花  2004/5/29
  神戸市長田区 高取山東側(標高60m)
センダンの果実  2003/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山東側(標高40m)  
センダンの果実  2002/12/28
  神戸市西区 太山寺(標高100m) 
センダンの樹形  2003/1/13
  神戸市須磨区 一の谷(標高20m) 
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