キブシ(木五倍子)
属名 キブシ科キブシ属 学名 Stachyurus praecox
別名 マメビシ、キブジ
名の由来 実がヌルデの五倍子(フシ)の代用にされたことによる
特性 落葉低木。 雌雄異株。 樹高3〜4m。 樹皮は赤褐色。 
葉は単葉で互生。 葉身は長卵形または楕円形。  
長さ6〜12cm、幅は3〜5cm。 葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色。
葉縁は鋭鋸歯、葉先は長く鋭尖頭。 側脈5〜7対。
葉が出るより先に黄色の花房を吊り下げる。 花の内部を見ないと雌雄の違いは
わからない一般的に雄花は黄色みが強く、雄花は緑色を帯びる傾向にある。
果実は液果。 直径約1cm。  黄褐色に熟す。
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分布 北海道(西南部)、本州、四国、九州
六甲山系では川筋や谷筋で見られるが、あまり多くない。
花期、果期  花期3〜5月  果期10〜12月
キブシの樹皮(若齢樹)  2002/3/16
   神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
キブシの樹皮(老齢樹)  2002/3/31
 胸高直径13cm
  神戸市北区 金剛童子山西側(標高500m)
キブシの葉  2002/5/12
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
キブシの葉(表)  2004/8/7
  神戸市灘区 六甲山西側(標高780m)
キブシの葉(裏)  2004/8/7
  神戸市灘区 六甲山西側(標高780m)
キブシの花  2004/3/29
  神戸市北区 再度山北側(標高330m)
キブシの花  2004/3/29
  神戸市北区 再度山北側(標高330m)
キブシの果実  2002/6/15
  神戸市北区 山田町藍那(標高220m)
キブシの葉のスキャン画像 キブシの葉(全体)のスキャン画像
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