コクラン(黒蘭) 
属名 ラン科クモキリソウ属 学名 Liparis nervosa
別名
名の由来 花の色が黒紫色であることからついた
特性 常緑多年草。 常緑樹林内に生える。草丈15〜30cm。
葉は根生、2〜3枚つく、葉身は広楕円形。
長さ5〜10cm。2〜3枚根元につき、葉脈の間が広い。
葉先は鋭頭、葉縁は全縁。 やや疎らな総状花序を出し、数個〜10個前後の
暗紫紅色の花をつける。
花は約12mm。 唇弁は反曲し基部に淡緑色の葯帽がある。
花の大きさ約12mm。
がく片は長楕円形、側花弁は線形で共に長さ5mm。
唇弁はくさび状の倒卵形で外に反りかえり、先端はへこむ。
おしべののやく帽は緑色で、やくは広卵形で2室。花粉塊は卵形で黄色。
花の拡大画像 
分布 本州(茨城県以西)、四国、九州 
六甲山系では山麓の常緑樹林に生えるが、数は少ない。
花期  6〜7月
コクラン   2005/7/17
  神戸市西区
コクランの葉   2005/7/17
  神戸市西区
コクランの花序   2005/7/17
  神戸市西区
コクランの花   2005/7/17
  神戸市西区
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